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前古さんの枕

当店ホームページトップの写真の手は沈金師前古さんの手です。
その手を置いていらっしゃるのは、沈金を彫る時の台としてちょうどいい大きさに作られたお手製の枕です。経年変化で茶色のように見えますが、しわの内側にきれいな真紅の小模様の柄が見えますので、元は赤い柄の生地だったようです。
このように、どの職人さんもお道具を使い続けて、使いやすいようになじませて、何年も大事にし続けられています。なんでも安価なものを流行に合わせて使い捨てにしてしまう昨今ですが、輪島塗の職人さんたちだけでなく、きっと日本の職人さんたちは皆さんお道具を大事にされて、手になじませて使い続けていらっしゃるのだと思います。
漆器も、購入するときはお高いと感じられるでしょうが、大事にかわいがって使い続けると、経年変化をして手になじんでいとおしくなります。一度も漆器を持たれたことのない方は、まずは、お味噌汁の汁椀から使ってみられてはいかがでしょうか。毎日の食卓が華やかで、豊かな気持になると思います。

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