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漆の抗菌性

先日、福井の漆会社の社長さんが、漆にコロナウイルスの菌を減少させる効果があることを実験で確認されました。自然の「木」から採取される漆に、このような効果があるのなら、漆器を安心して使っていただけます。

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漆を塗ったアクリル板(右)と未加工の板を持つ蓑輪利一社長=2021年8月23日午後1時57分、福井市大手3丁目の福井県庁

抗菌性があると知られている漆塗りに、新型コロナウイルスも減少させる効果があると福井県越前市の漆会社が発表した。コロナ禍で思うように催事ができず落ち込む漆器業界を助けたいと、会社の費用で試験機関に依頼して効果を確かめた。結果は国内約40カ所の漆器・仏具産地に報告し、消費者へのPRに役立ててもらうという。

効果の確認に動いたのは、漆の輸入・精製・卸会社「箕輪漆行」の蓑輪利一社長(46)ら。長引くコロナ禍で漆器具が売れず、同社の漆塗料の出荷に影響を受けており、今年2月に日本繊維製品品質技術センターへ試験を依頼、7月末に報告書が届いた。

漆を塗った5センチ四方のアクリル板と、未加工のアクリル板それぞれに新型コロナウイルスの入った液体を付け、24時間後にウイルスがどの程度減っているかを調べた。試験結果の数値をウイルス数に置き換えた値によると、スタート時で約33万個あったウイルスは、未加工の板で約19万個に減少。これに対し、漆を塗った板では約150個に減っており、センターから「効果がある」と説明を受けたという。試験に使われたウイルスは国立感染症研究所が東京の患者から分離した株が使われた。

蓑輪社長は「この結果を各産地から消費者へ周知して、安心して漆器具を購入してもらって業界全体の販売増につながれば」と話している。(中田和宏)

引用元:朝日新聞DIGITAL

https://www.asahi.com/articles/ASP9174L4P8SPISC00G.html

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